当クリニックで行う甲状腺検査について
当クリニックでは甲状腺疾患の早期発見・治療のため、臨床経験豊富なスタッフによる最先端の機器を用いた血液検査と画像診断を行っております。主に下記の検査を行っております。
血液検査
- FT3とFT4(甲状腺ホルモン)
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)
- TRAb(TSHレセプター抗体)
- TgAb(抗サイログロブリン抗体)
- TPOAb(抗ペルオキシダーゼ抗体)
- Tg(サイログロブリン)
画像診断
超音波検査(エコー検査)
患者さんにモニター画面を見て頂き、その説明をしながら必要な所を写真に撮ります。甲状腺の中や周辺組織を見るのに最も一般的な検査法となっています。またカラー・パルスドップラーにより血管が確定され、血流量が測定できます。そのため頸部のリンパ節を正確に捉えることも出来るので、術前にリンパ節転移が確定できます。血流量からは甲状腺機能を推定でき、投薬量の決定にも力を発揮しています。
穿刺吸引細胞診
細い針を甲状腺に刺して細胞を採取し、悪性か良性かを調べます。簡単に行える検査ですから、悪性腫瘍の疑いに対して当クリニックでは必ずといえるほど行っています。前述した超音波で病巣を見ながら行いますので、1mmの小さな病巣でも確実に穿刺できます。この状況はモニターで患者さんに見て頂いております。
レントゲンとCT・MRI
甲状腺自体を撮影することは出来ませんが、甲状腺の中にできた石灰化や肺転移を見つけるのに役立ちます。CTとMRIはがんの拡がりを見るのにエコーを助ける補助診断となります。このCTとMRIは当クリニック関連専門施設で行って頂いております。
手術について
手術は、主に下記関連病院にて週2回定期的に行っております。
- 吉島病院
- 広島総合病院