各種検診のご案内

当クリニックでは甲状腺疾患の他にも女性ホルモン(卵巣ホルモン)の分泌に起因する高更年期障害や骨粗鬆症、乳がんなどの症状の早期発見・治療のために下記の検診を行っております。

更年期障害検診

更年期障害とは簡単にいうと女性ホルモン(卵巣ホルモン)の低下によって引き起こされる身体的・精神的不調のことです。 卵巣機能が衰え女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少してくることで脳の自律神経の調節中枢機能が変化するために起こる症状で、閉経をはさんだ前後10年くらい(45歳~55歳くらい)の女性の約8割が「肩こり」「頭痛」など何らかの症状を有しているようです。 不快と感じる程度の症状が更年期症状であり、日常生活にも支障が出るほどのひどい症状の場合は更年期障害と呼ばれます。その他、骨密度が減って骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気「骨粗鬆症」を引き起こす原因にもなりますので下記のような症状の見られる方はお早めにきちんと検査を受けましょう。

主な症状
月経の周期が長短ありまばら
冷え性である
息切れや動悸がする
耳鳴りがする
寝つきが悪い
頻尿である
不安やイライラなど情緒不安定
汗っかきになった
よく頭痛やめまい・吐き気などがする
肩こりがひどい
顔がほてりがち
だるくてやる気が起こらない

乳がん検診

近年増加傾向の一途をたどっている病気、乳がん。 とくに30〜40代の女性が最も発症率が高い病気といわれており、発生原因は未だ解明されていませんが、食生活と女性ホルモンの関係に起因する病気とされています。 食生活の欧米化により、幼少期の頃から栄養状態が良く、昔に比べ成長が早くなってきました。この日本女性のライフスタイルが変化した結果、女性ホルモンの活動期間(初潮年齢〜閉経年齢までの生理の有る期間)が長期化し、乳がんを誘発するのではと考えられています。 ただ、乳がんは早期に発見すれば完全に治る病気ですので、いたずらに心配することなく、また侮ることもなく、下記のような症状の見られる方はお早めにご来院ください。

主な症状など
しこりが気になる
未産婦である
痛みや張り感がある
35歳以上で初産を経験した
かゆみやただれがある
近親者に乳がんになった人がいる
11歳以下で初経のあった、もしくは55歳以上で閉経した(月経の長い人)
肥満ぎみである